
心のポケット
私は、山梨県ボランティアセンターで日々の出会いから大切なことをいっぱい学び、喜びをたくさん与えられていることが何よりも幸せです。
それは、思いがけない意外性の楽しみとの出会いであったり、悲しみや苦しみとの出会いだったりしますが、このような日々の繰り返しの中で、ふと思いついた言葉があります。
心のポケットに 毎日一つひとつ幸せを入れて
そっと温めておこう
そして 明日はその一つを取り出して
友だちにあげよう
その時の心境は、なぜか悲しい思いに沈んでいて、わずかな希望の光を求めて葛藤しているマイナーな心理状態であったと思います。
人間は、悲しいからこそ、一人でも多くの旅人同士が優しい心を分かちあいたい、心の平安の一時が欲しい。誰も、そんなに完全ではないし、強くはないものなんですね。
ボランティアのタイプを大きく二分すると、自発的に積極的に行動し、開拓する喜びを感じるポジティブな面と、相手の必要としているニーズをありのままの状態で受容するネガティブな面があります。
後者のタイプは、心に関わるメンタルなボランティアで見えにくい行為ですが、カウンセリング、ホスピス、命の電話など、今日的な社会病理を解決するために必要不可欠で、重要な役割があります。
私の、心のポケットの幸せが、もし誰かのために役立つならば、いつでも惜しみなく取り出してあげたい。そして、何よりも、もう一つの心のポケットで、その人の悲しみや苦しみをそっと受け止めて、包んであげたいと思う。
でも、その時、そっと心のポケットを開きながら、自問自答します。
「急いではいけない。構えてはいけない。待つことだ。耐えることだ。祈ることだ。」
(高嶋 巌)
◆「心の沙漠を耕そう」・・・・春/夏/秋/冬/シリーズ
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★NPO法人山梨県ボランティア協会事務局長 岡尚志
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