
森の詩
人間は 一人では生きていけない
一人が 一人に呼びかければ きっと友だちになれる
一本の木も 二本になれば 林になる
林が大きくなれば 森になる
いろいろな木々の集まりが 森をゆたかにする
森は 何でも すべて温かくつつんでくれる
森に集う人々は みな楽しい 優しい心と愛がある
心の痛みが分かちあえる人々の オアシスである
人と人との間に 上もなければ下もない
同じ人間として ともに生きる人々の森である
仲良く 楽しく 美しく おおらかな心で
この自由な森を 大切にしたい
まきたかし
☆山梨県ボランティアセンターのロビーは、雑色/雑多/雑居/雑然、いろいろな人が、いろいろな思いや願いを持ち寄り語り合う自由な広場です。毎週水曜日の午後は「森の子」の楽しい談笑のサロンになります。
世の中には、心の病と一生の長い付き合いをして生きている人がいます。森の子の仲間は、「精神障害」という社会的レッテルで括られがちな心の重圧に苦しみ、葛藤しながらも、精一杯生きようとしている前向きな人々です。
2000年10月から始まった森の子のサロンは、毎週水曜日の集いを欠かさず1年を経過しました。常時8名くらいのメンバーが午後の一時をゆっくりと楽しくくつろぎながら近況を話し合ったり、病気のこと、薬のこと、日常生活の話題など、相互に情報交換をして、自然な感じで支えあい、癒しあっています。
現実の社会は、精神病だからという差別と偏見のために、地域で住みにくい困難な事情があります。そんな時、一人で悲しみ、苦しんでいないで、仲間がいればかなり楽になり、生きる希望や目標も探せるのです。
森の詩は、人の心の深い悲しみや喜びを共感し、連帯しあってともに生きるノーマライゼーションの実践による共生社会を願って、創作した詩です。
☆アメリカのテロ、アフガニスタンの報復戦争?、世界中が何となく危ない状況下で、人々の心も疑心暗鬼に荒んでやるせない思いです。国と国ばかりか、身近な社会の中でも、他者との関わりや親密な関係づくりが欠如し、心の潤いのない生活を感じながら、何か変だぞと思いつつも多忙という流れに委ねてしまいがちですが、今こそ自分発の前向きな行動と自己変革が求められています。
痛ましい青少年問題、全国13万4千余の児童・生徒の不登校(山梨県内の幼稚園・保育園、小・中・高を合わせてもまだ多い子ども達が学校に行かない・行けない/異常事態)などに象徴されるように、現代の見えざる病である「心の沙漠」を耕し、種をまき育てて、ゆたかな心に変えていくために、今、気づいた大人達が真剣に愛情をもって行動を起す時ではないかと思います。
そして、少し疲れた時は、自由な森で一休みしませんか。
◆「心の沙漠を耕そう」・・・・春/夏/秋/冬/シリーズ
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★NPO法人山梨県ボランティア協会事務局長 岡尚志
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